2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か

小谷賢著 PHP研究所 7/29-31 情報公開されたイギリス外交に関するインテリジェンスを 丹念に読み解きながら、第二次大戦までに至る日英米の国際 関係を洗い出した力作。 インテリジェンスの力量の差により、大きく歴史が動いた ことを知ることができる。…

勝間和代現象を読み解く

日垣隆著 大和書房 7/28 “一般的な”勝間和代本の読者が詠みながら思っていることをつづった本。彼女の主張のうち大いに共感する部分と、相容れない部分があるのは当然であろう。勝間和代現象を読み解く作者: 日垣隆出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2009/07…

大本営参謀の情報戦記-情報なき国家の悲劇

堀栄三著 文藝春秋 7/24-27 ”情報”無知ゆえの戦略ミスにより自滅していく 第二次世界大戦日本軍のインサイドストーリー。 情報教育を受けていなかった著者が、情報の世界に 放り込まれ、苦労の末、大戦末期には限られた情報源 から敵状判断をしていくように…

からだのメソッド−立居振舞いの技術

矢田部英正著 バジリコ 7/21-22 具体例に基づく、立ち方・歩き方・坐り方・食作法・呼吸法の 指南書。早速取り入れてみると、各動作における精度が大幅に 向上したように感じた。継続していきたい。からだのメソッド-立居振舞いの技術作者: 矢田部英正出版社…

外交敗戦-130億ドルは砂に消えた-

手嶋龍一著 新潮社 7/15-18 日本外交の大きな転換点となった湾岸戦争。 日本国内での”空気”と実情にこのような 温度差があったことを初めて知った。 大蔵省と外務省とのパワーゲームの結果としての 二元外交にその諸悪の根源があるという 筆者の主張には強く…

たそがれゆく日米同盟−ニッポンFSXを撃て

手嶋龍一著 新潮社 7/8-11 FSXの日米共同開発に至る舞台裏を描く。 20年近く前の話であるが、現在とは全く 異なる”熱い”2国間関係に驚いた。たそがれゆく日米同盟―ニッポンFSXを撃て (新潮文庫)作者: 手嶋龍一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/…

ウルトラ・ダラー

手嶋龍一著 新潮社 7/6-7 いろいろと考えさせられる 一冊であった。ウルトラ・ダラー (新潮文庫)作者: 手嶋龍一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/12/01メディア: 文庫 クリック: 86回この商品を含むブログ (51件) を見る

まねる力

AERAMook 朝日新聞出版 7/5 対談相手の半分は初めて知った人々で あったが、皆興味深いキャリアを積まれており、 大いに感銘を受けた。 昨日読了した可士和氏の6つのまとめと 微妙にシンクロしているところもあり、 いい仕事をしている人々の共通点なので …

佐藤可士和×トップランナー31人

集英社編集部著 集英社 7/4 佐藤可士和氏と時代を代表する 人々との対談集。 可士和氏の的を射た質問に 場がだんだんと盛り上がっていく 臨場感が読み取れ、興味深かった。佐藤可士和×トップランナー31人作者: 集英社編集部出版社/メーカー: 集英社発売日: 2…

原稿用紙10枚を書く力

斉藤孝著 だいわ書房 7/3 書き手の立場での 一人称と三人称の違いなどは 今まであまり意識したことが なく参考になった。 アウトプットの量は今後とも 意識していきたい。原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)作者: 齋藤孝出版社/メーカー: 大和書房発売日: 20…

ブラック・スワン 上・下

ナシーム・ニコラス・タレブ著 望月衛訳 ダイヤモンド社 6/22-7/3 筆者が”ブラック・スワン”と呼ぶ 予測不能の極めてまれな事象との 付き合い方についての指南書。 統計量にはベル型カーブが成立する”月並みの国” と通用しない”果ての国”があり、後者のもの…